1月からいろいろと試行しているRaspberry Pi 3 で BitZenyのマイニング。
2018年2月時点の設定と状況をまとめておく。
ラズパイ3 マイニング環境 (2018年2月時点)
現状のラズパイでのBitZenyでのマイニング環境は以下のとおり。
cpuminer v2.6.0 (macchky)
最初は、
こっち を使っていたが、cpuminer を変えてから、マイニング性能は倍くらいに向上している。
ラズパイ3の場合、ソースからのコンパイルが必要。
とりあえず、以下でmakeを実行している。
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sudo apt-get install automake autoconf pkg-config libcurl4-openssl-dev libjansson-dev libssl-dev libgmp-dev make g++
git clone https://github.com/macchky/cpuminer.git
cd cpuminer
./autogen.sh
./nomacro.pl
./configure CFLAGS="-O3 -mfpu=neon -march=native"
make
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configureには、最適化オプション(-03)と、NEONの指定(-mfpu=neon)、それにCPUに合わせた最適化オプション(-march=native)を付けている。
最適化オプション(-03)と、NEONの指定(-mfpu=neon)あたりは、つけておかないとラズパイ3でのマイニング性能に影響がでる。(つけないと性能が悪い)
#他にも最適化するオプションがありそう...
マイニングの実行 (Daddy-Pool 2.0)
ユーザー登録不要で、0.05ZNY以上の採掘高があれば、10分ごとにBitZenyアドレスに払い出される。
マイニング手数料は1%。
マイニング接続先としては、「Diff 0.001~0.1(start 0.01)」 を選択。
以下のコマンドでマイニングを実行している。
minerd -a yescrypt -o stratum+tcp://zny.daddy-pool.work:15020 -u Zenyアドレス
マイニング状況
現状のラズパイ3でのBitZenyのマイニング状況は以下のとおり。
ハッシュレート | 約 0.13 KHash/s |
採掘量 | 1日あたり 約 0.2 ZNY |
ラズパイ3でのマイニングは 約 0.13 KHash/s という状況
1月初に試行したときには、0.06 Khash/s 程度であり、cpuminerを変えたことに、ハッシュレートが2倍になった。
BitZenyアドレスには、だいたい6時間くらいで、約0.05ZNY払い出されいる状況なので、1日あたり、約0.2 ZNY 。
2018年2月14日時点で、1ZNY = 9.5円 なので、1日当たり 約2円 !
楽しいから続けているけど、電気代を考えると現状儲かる感じはしないな。
将来的に、BitZenyの価値が上がることを期待!
ワーカーの状況 (Daddy-Pool 2.0)
2.0になり、このような状況がわかるようになったのはうれしい。
BitZeny Walltetへの払い出し状況
約6時間ごとに払い出されている
ラズパイ3でのマイニングのポイント
ラズパイ3で BitZenyをマイニング をする場合のポイントになりそうな点をまとめておく。
ラズパイ3の電源に注意!
ラズパイ3でマイニングを実行すると、CPUがブンまわるため、電力を消費します。
そのため、ラズパイ3をアンペアが低い電源につなげていると、不安定になるようです。
ラズパイ3は、2.5A推奨のようなので、キチンと2.5Aのアダプタを使ったほうが安定します。
# 当初、2Aのアダプタを使っていたら、ラズパイが落ちまくりました。
cpuminer と コンパイルオプション
cpuminerは、最新のモノを使ったほうが良いです。
また、ラズパイ3ではソースからコンパイルする必要がありますが、コンパイルオプションを指定して最適化した方が良いです。
コンパイル時の configure の CFLAGSの指定ですが、あり/なし だと以下の違いになりました。
オプション | ハッシュレート |
CFLAGS なし | 約 0.09 KHash/s |
CFLAGS="-O3 -mfpu=neon -march=native" | 約 0.13 KHash/s |
以上、ご参考まで。
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