地下神殿と言われている首都圏外郭放水路に行ってきた! |Laugh and grow fat

地下神殿と言われている首都圏外郭放水路に行ってきた!

埼玉県にある「首都圏外郭放水路」 に行ってきた。




首都圏外郭放水路

首都圏外郭放水路は、埼玉県春日部市にある地底50mを流れる世界最大級の地下放水路。

埼玉県春日部市あたりの中川・綾瀬川流域はちょうど皿のような地形になっており、大雨のたびに浸水被害が起こりやすいところとのこと。
そして、近年、中川・綾瀬川流域に住む人も増えてきており、その治水対策として、首都圏外郭放水路が作られたらしい。

首都圏外郭放水路は、水を取り込む立坑、その立坑をつなぐ地下水路、そして、集めた水を江戸川に流排水機場からなり、排水機場のところにある調圧水槽を見学ができる。

で、調圧水槽が地下神殿っぽく見えるところだ。



首都圏外郭放水路のメカニズム


司令室

見学時間は、1時間程度。
映像や模型による仕組みを説明後、「地下神殿」と呼ばれる巨大な調圧水槽を見学することができる。


調圧水槽入り口
ここから、階段を下って地下施設に入る

地下神殿と言われる調圧水槽
シンメトリー


人と比べると圧巻の大きさがよくわかる 

第一立坑
各立坑に入った水が地下水路を通ってこの立坑にたまり
ここから調圧水槽に流れ込む

調圧水槽の天井にある穴
調圧水槽の掃除は、ここからパワーショベルをクレーンで下ろすとのこと


まとめ

「首都圏外郭放水路」 というと、地下神殿と言われる調圧水槽に眼が行きがちだが、治水のためにこれほどまでの施設が作られたのは驚きである。

これまでも100回以上稼働実績があり、浸水被害も減っているとのこと。

人の叡智ってすごいね。 

なお、建設費は、約2,300億円のようだ。

そういえば、新国立競技場って、一時期、総工事費が3,000億円超って言われたような...
当時は、ピンとこなかったけど、「首都圏外郭放水路」と比べると、3,000億の競技場ってとっても高い気がするな。

中川・綾瀬川直轄河川改修事業(首都圏外郭放水路)


以下、見学のご参考。

見学方法

首都圏外郭放水路の見学は事前予約が必要。

首都圏外郭放水路 見学会概要
http://www.ktr.mlit.go.jp/edogawa/gaikaku/kengaku/index.html

行き方

見学場所は、「地底探検ミュージアム 龍Q館」。

電車の場合、最寄り駅は、東武野田線 南桜井駅。

南桜井駅北口から龍Q館までは、春日部市コミュニティバス「春バス」が運行しているが、あまり本数がない。
春バスがない場合は、タクシーか、イオンモール春日部バスで、「庄内高校」まで行き、そこから10分程度歩くことになる。




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