高野山めぐり 大門から壇上伽藍 ~ 青春18きっぷの旅 関西 (6) 2019年春 ~|Laugh and grow fat

高野山めぐり 大門から壇上伽藍 ~ 青春18きっぷの旅 関西 (6) 2019年春 ~



2019年春季の青春18きっぷの旅。

2019年3月21日~24日に関西方面に行ってきた。

2日目の3月23日は、南海電鉄で世界遺産 高野山へ!

【前回の記事】
南海電鉄 高野山・世界遺産きっぷで高野山へ! ~ 青春18きっぷの旅 関西 (5) 2019年春 ~




高野山

高野山駅からバスに乗り、高野山へ。

高野山は、2004年に、高野山町石道と金剛峯寺境内などが熊野、吉野・大峯と共に「紀伊山地の霊場と参詣道」としてユネスコの世界遺産に登録されれている。

高野山に来るのは初めてだったため、以下を参考にまわってみた。

高野山観光おすすめコース 満喫コース | 高野山内路線バス・急行バス | 南海りんかんバス株式会社

今回は、大門・壇上伽藍・霊宝館・金剛峯寺・奥の院とまわってみた。

大門

高野山全体の総門。1705年再建。国の重要文化財。

高野山めぐりは、ここからスタート。でかい。



壇上伽藍

弘法大師がお住まいになったとされる御影堂、高野山のシンボルと言われる根本大塔をはじめ金堂や不動堂、西塔、東塔などの国宝や重要文化財に指定されている建物がある。

中門

高野山開創1200年の記念事業として172年ぶりの2015年に再建されたらしい。とても新しい。

焼失を逃れた持国天・多聞天に、新たに増長天・広目天が安置されているが、よく見ると胸元にブローチのように「セミ」と「トンボ」が止まっている。

セミは飛び回って止まる木を見つけることから広くすみずみまで見通せるという意味と、鳴き声を遠くまで届けることから威嚇の姿勢を表し悪を退けるという意味があるそうな。

またトンボはまっすぐ前に飛ぶ生物であることから、悪を絶対に通さない、後ろに退かないという意味があるらしい。  

へぇ。 他ではみたこととがないな。 



中門

胸元にセミ。威嚇しているらしい。

こちらはトンボ。 後ろには退かない。

金堂

高野山一山の総本堂。 本尊と両部曼荼羅を修法する3壇をもつ密教の大堂。

現在の堂は、1932年に再建されたものとのことで、これまた比較的新しい。

安置されている御本尊は薬師如来。





根本大塔

金堂の北東には、壇上伽藍のシンボルになっている大きな多宝塔の根本大塔がある。

高さは約50mとかなり大きい。

根本大塔は、今までに落雷などで何度も焼失・再建を繰り返していて、現在のものは1937年に再建されたもの。 これまた比較的新しい。

内部に入ることができ、胎蔵大日如来、四方に金剛界四仏、周囲16本の柱には、十六大菩薩を配して曼荼羅を立体を見ることができる。

根本大塔。 でかい。



御影堂

元は大師の持仏堂。 ご入定後、師の御影を安置する御影堂としたとのこと。



西塔

壇上伽藍の西北にある多宝塔。

壇上伽藍のなかでは比較的古い建築物で、1834年に再建されたものらしい。

大塔の本尊が胎蔵大日如来であるのに対し、西塔は、金剛界大日如来と胎蔵界四仏が奉安されているらしいが、非公開。



三鈷の松

金堂と御影堂の中間に瑞垣で囲まれた松の木。

弘法大師が唐より帰国されたときに、真言密教をひろめるにふさわしい場所を求めるため、日本へ向けて三鈷杵(さんこしょう)と呼ばれる法具を投げたところ、雲に乗って日本へ向けて飛んいき、この松に唐より投げた三鈷杵が引っかかっていたと伝えられる松。

三葉の松の葉は縁起物となっているが、行ったときには松の葉があまり落ちておらず、三葉の松を見つけることができなかった...



東塔

壇上伽藍の東にある多宝塔。

天保14年(1843年)に焼失してからしばらくの間再建されず、140年たった1984年にようやく再建されたものらしい。 



まとめ

高野山の大門から壇上伽藍をまわってみたが、高野山って、京都のように歴史ある古い神社仏閣かとおもっていたら、比較的新しい建物がもの多いってことを知った。

800m以上の山の上あるので、落雷とか山火事での焼失が多かったんだろうなあ。

【次の記事】
高野山めぐり 霊宝館と金剛峯寺 ~ 青春18きっぷの旅 関西 (7) 2019年春 ~



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