東京湾アクアライン探検ツアーに参加して海底トンネル内緊急避難通路を見てきた|Laugh and grow fat

東京湾アクアライン探検ツアーに参加して海底トンネル内緊急避難通路を見てきた



2018年10月16日に東京湾アクアライン探索ツアーに参加してきた。



東京湾アクアライン探検ツアー 

東京湾アクアライン探索ツアーは、普段は入れない東京湾アクアラインの海底トンネルの中を見学できるツアー。

この日は、昼頃にバスで海ホタルに行き、2時間ほど東京湾アクアラインを見学してきた。

見学会の内容は以下。
  • 東京湾アクアライン建設時の映像視聴
  • 海底トンネル内の緊急避難通路の見学
  • カッターフェース、専用消防車の見学
特に、海底トンネル内の緊急避難通路は、一般には見られないし、防災対策がどうなっているかを知るのには良い機会だ。

海底トンネル内緊急避難通路

海ほたるの下からトンネル部に入るところは、上下線2本のトンネルの入り口の他に、将来拡張できるよう3本目のトンネルの入り口が用意されている。

見学ツアーでは、ここから海底トンネル内緊急避難通路に入っていった。


拡張用の3つめのトンネル入り口

トンネル内に入るとこんな感じで道が続いている

途中からは、車1台ほどの幅になり、どんどん下っていく

緊急避難通路は煙が入らないように気圧を高めており何度かこのような扉を通る

気圧を維持すするため、小さい入口から入る

そして、避難通路到着

トンネルの設備

一般車道の床下空間を活用して避難通路が用意されている。


300mごとに、車道から床下の緊急避難通路におりる滑り台、非常電話などがある空間が用意されている。

また、車道から消火活動ができない場合も、ここにある施設を使って消火活動ができるようになっている。


車道からの避難連絡路(すべり台)

避難経路には非常電話が用意されている。
受話器を取れば、緊急連絡先に繋がり、喋れない場合でもボタンを押すことによって知らせることができる。

非常電話

避難経路案内図
現在位置と最寄りの出口を示している。
風の塔のところにも出れるらしい

カッターフェース

アクアラインの海底トンネルで使用したシールドマシンの記念碑。

直径は約14m。 アクアラインのトンネル部は、上下線2本のシールのトンネルを浮島側から2期、海ほたる側から2期、中間地点の風の塔から4基の8基のシールドマシーンを使ったとのこと。

このカーターフェース自体は本物のシールドマシンではないが、歯の部分は実際に使ったものなのだそうだ。

ちなみに、アクアラインのトンネル部は約10kmで、橋の部分は約5kmなのだが、全部トンネルにしなかったのは、コスト削減のためなのだそうだ。

アクアラインの総工事費は、約1兆4,400億円だが、橋を作るよりもトンネルを作るほうが高く、全部トンネルにするおと、総工事費がとんでもなく膨れ上がってしまうらしい。



この歯の部分は実際に使ったものとのこと。1つ10kgほどあるらしい。

カッターフェース近くにはあるのはゴジラの足跡

専用消防車

海ほたるには、東京湾アクアラインの緊急避難通路を走行できる小型の専用消防車が用意されている。

トンネル内で火災が起こり、一般道路の方では行けないようなときには、海ほたるでこの車両に乗り換えて、緊急避難通路で現場まで行くとのこと。

なお、海ほたるは消防士が常駐していないので、木更津側から消防士が来るらしい。

これまでの出動回数は1回だが、まだ消火活動はしたことはないらしい。

アクアラインができてから20年くらいだが、大きな事故もなく、なによりだ。



まとめ

東京湾アクアラインのような海底トンネルで事故や火災が起こった場合、どうなるんだろうって漠然と不安を思っていたが、このような設備があることを知っていると安心ができる。

東京湾アクアラインの防災対策がどうなっているかを知るのには良い機会でした。






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