近年、ネット通販などの増加に伴い宅配便取扱個数が急増していることが問題になっており、最新の物流施設に興味があったからだ。
羽田クロノゲート見学
クロノゲートは、「クロネコヤマトのゲート」 かと思いきや、ギリシャ神話の時間の神「クロノス」と「ゲートウェイ」の2つの言葉を組み合わせたものらしい。
# 春休みとか夏休みだと厳しくなるかもしれんが...
見学内容
見学時間は90分。内容としては、
見学者ホールでヤマト&クロノゲートの紹介ムービー → 空中回廊から高速荷物仕分けを見学
→羽田クロノゲートの上層階の付加価値機能のムービー →集中管理室見学
→ 展示ホールでお土産タイム
という感じ。
中は写真や動画は撮影禁止なので、目に焼き付けるしかない。
特に、高速仕分けの仕組みは圧巻。すごい。
1. クロノゲートにやってきた荷物は、トラックから降ろされ、1つ1つベルトコンベアに載せられる。
2. ベルトコンベアの先にあるスキャナーで荷物の送り先を読み込む。
3. 荷物をのせるベルトコンベアの空きセルを決定する
4. 3で決定したベルトコンベアのセルに荷物を移動する。このときセルと荷物が関連づけられる。
5. ベルトコンベアにのせられた荷物が目的のシューターに来たら、セルを動かしてシューターに仕分ける。
6. 仕分けられた荷物は、またトラックなどに載せられて全国のヤマトのセンターに搬送される。
2~5が高速で動くベルトコンベアで自動的に行わる。 この圧倒的なスピードがすごい!
そして、そこには人おらず、まったくの無人で行われる。(集中管理室で管理)
宅急便って、当然、荷物の大きさ、重さ、形が異なる。
その荷物に貼ってある送り先バーコードを確実に読み取り、そして、ベルトコンベアで荷物のバランスを取りながら、スムーズに仕分けされている。
ベルトコンベアは1366枚のセルで構成され、合計すると1070メートルに相当とのこと。
セル1つ1つに荷物が載せられて運ばれ、セルと荷物が関連づけて管理されてる。
セル自体もベルトコンベアになっており、荷物の重心をとる、シューターに移動するときにスムーズ移動させるといったことが自動制御されて行われている。
文章にするとよくわからんので、興味があれば一度生で見たほうが良い。
参考までに、見学した後に書いた走り書きのメモは以下。
あと、付加価値機能としては、家電の修理も行っているとのこと。
クロノゲートで修理すれば、故障した家電をメーカーに送る必要もないため、修理時間が短縮可能になる。
メーカーに送ると修理が数週間とかになる気がするので、数日で修理が完了するってのは、かなりうれしい。
見学のおみやげ
まとめ
宅配便取扱個数が急増しているが、それに対応する羽田クロノゲートの高速仕分けの仕組みもすごかった。宅急便って、まだ配達とか運送とか宛先バーコードを貼るとか人手でがんばっているところも多いが、どんどん自動化されそうな気がする。
まあ、こうやって最適化・自動化されていると、人がやる仕事も減っていくんだろうなあ...
おまけ
こんな鳥居の風景が見られる。
0 件のコメント :
コメントを投稿