米国海軍病院船「マーシー」の見学会に参加。船内医療施設はすごかった。|Laugh and grow fat

米国海軍病院船「マーシー」の見学会に参加。船内医療施設はすごかった。



2018年6月16日(土)に、米国海軍病院船「マーシー」の東京初寄港にともなう一般公開が行われた。
事前申し込みの一般参加者の応募にめでたく当選したので、マーシーの船内を見てきた。



米国海軍病院船「マーシー」

「マーシー」の全長は約272m、幅約32mの米海軍病院船。
このような米海軍が運用している病院船は、「マーシー」と「コンフォート」の2隻しかなく、それぞれが太平洋、大西洋を担当してるとのこと。

外見

「マーシー」は、もともとはタンカーだった船を、1986年に病院船したとのこと。
白い船体とでっかい赤十字で、病院船ということがわかるようにしている。


前方から見たマーシー


後方からのマーシー。でかい。


今回の見学会の船内への入り口


頭に気をつけて、いざ船内へ!

船内

船内はまるで総合病院。
救命救急室(ER)、レントゲン室から、CTスキャン、集中治療室、遠隔操作できる手術支援システムまで揃っている。

医療関係者が見ればもっと気づくことがあるかもしれないが、素人目に見てもかなりの充実度だ。

USNS Mercy, T-AH-19


救命救急室(ER)



CTスキャン室

集中治療室
床に金具がありベットがはしっかりと固定されるようになっている

手術支援システム ダヴィンチ Xi
右側にあるのが術者が操作する機器

手術支援システム ダヴィンチ Xi
手術台側

この手術支援システムは、リモートでの手術も可能っぽいことを行っていた。
ただ、「マーシー」では、リモートでの手術は行ったことはないとのこと。
「まあ、電波の状態の悪いところにいることもあるしね」 といっていた。


廊下の見た目は、どこから見ても病院って感じ。

元のタンカーは細かい区画で区切られていたが、病院船にするにあって、区画をぶち抜いて広いスペースを作ったとのこと。

船内の廊下
右側の壁に積まれているのは簡易タンカーとのこと


ホワイトボードにあった絵
「ジャスパー セイサー」ってどういう意味なんだろう...
碧玉を持ったシーサーってことなのかな。

まとめ

病院船マーシーは、「移動する総合病院」 という感じだった。

日本は海に囲まれているので、こういうものがあっても良いのではないと思う。
近隣諸国などへの災害支援でも役立ちそうだし。

ただ、そう思う半面、通常は何をするわけでもないので、これほどの医療施設がもったいない感もある。
また、病院船に乗船する医療関係者をどう集めるのかとか、船の維持費とか、いろいろと考えなくてはならないことが多そう。

いろいろと考えさせられる米国海軍病院船「マーシー」の見学会でした。




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